コラム・詳細

データのアウトライン化

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わたしたちの周りにはたくさんの印刷物があります。
入稿データが届いても、何を確認すればいいのかが分からず
「文字が読めない」「線が太すぎる」「写真がない」「色が違う」「ロゴマークがガビガビ」
などといったトラブルが発生してしまうこともしばしば…。
未然に防ぐために、何をチェックすべきなのか?全5回に渡って学んでいきましょう。
第2回は文字や図形のトラブルを防ぐために必要な「データのアウトライン化」について。

印刷してびっくり文字化けの嵐…

文字を表示させるフォントファイルの搭載環境はパソコンによって様々です。データを作成したパソコンと同じフォントが入っていなければ、開いたパソコン上で意味不明な文字や図形に変わってしまうなどの不具合が生じてしまうことも。今となっては懐かしいですが、別キャリア同士の携帯電話で絵文字メールを送ると変な記号に変換されてしまったのと同じようなことですね。
メールは送り間違いが許されるかもしれませんが、印刷物が文字化けの嵐だったら…ゾッとしますよね?

アウトライン化でデータを守れ!

そんなトラブルを防ぐために不可欠なのが「データのアウトライン化」です。文字や線を図形化してしまい、「どんな環境で見ても同じように見える」ようにできるスグレモノです。アウトライン化さえしてしまえば、日本語のフォントが入っていないブラジル人のパソコンでも、中国語のフォントが入っていないアフリカ人のパソコンでも、文字化けすることなく正しく見ることができます。海外の展示会でも、安心してLEDパネルが使えますね♪

アウトライン前後のデータを保存しておこう

とても便利なアウトライン化ですが、注意すべきところが2つあります。
1つ目は、アウトライン化してしまうとフォントや文字を変更できないこと
2つ目は、保存してファイルを閉じてしまったらもうアウトライン化前に戻せないこと
一度OKのでた入稿データだからと言って油断は禁物。修正依頼はどこからか突然やってくるものです。その時、手元にアウトライン化後のデータしか無ければ…イチから全て作り直しです。そうならないためにも、必ずアウトライン化前と後のデータはそれぞれ保存しておきましょう。

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