コラム・詳細

画像解像度とは

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わたしたちの周りにはたくさんの印刷物があります。
入稿データが届いても、何を確認すればいいのかが分からず
「文字が読めない」「線が太すぎる」「写真がない」「色が違う」「ロゴマークがガビガビ」
などといったトラブルが発生してしまうこともしばしば…。
未然に防ぐために、何をチェックすべきなのか?全5回に渡って学んでいきましょう。
第4回は画像を綺麗に表示させるために必要な「画像解像度」について。

解像度って何?

画像解像度とは、その画像がどのくらいの密度で構成されているかを表す数字のこと。1インチ(=2.54cm)の中に幾つのpixel(マス)が並んでいるのかを表しており1インチあたりのpixel数が多いほど画像解像度が高いといえます。

印刷に必要な解像度は?

一般的に
■CMYKカラー(カラーの写真やイラスト)_350dpi
■グレースケール(白黒の写真やイラスト)_600dpi
■モノクロ2階調(白か黒。グレー部が全く無い文字や線のみ)_1200dpi
が必要とされています。色数が少なくなるほど中間色の表現が難しくなりエッジ部分のギザギザや網点が目立ちやすくなってしまうため高解像度が推奨されています。

webページの画像には要注意!

注意したいのがwebページなどにある画像。パソコンのディスプレイ上では綺麗に見えているのに印刷したら画質が…といった経験はありませんか?これには印刷物とディスプレイの性質の違いが大きく関係しています。
印刷物の場合は密度を変更することが可能です。高密度=高解像度=仕上がり綺麗、でしたね?
一方、webページを表示させるパソコンディスプレイの場合、1インチの中に敷き詰められている点(ドット)が製造段階で決められているため高解像度=見た目綺麗、とはならないのです。100dpiでも500dpiでも、見た目に対して差がないのです。ファイルサイズが大きいとページ表示に時間がかかったりwebサーバーの容量も無駄に消費してしまうので、一般的にwebページを作成する時は72dpi程度で十分なのです。webページから引用した画像を印刷する際は、見た目ではなく画像解像度の数値を必ず確認しましょう。

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